高速・大容量通信などを可能にする5G通信では、ミリ波領域といわれる28~40GHzの高い周波数が利用され、信号を処理する部品やデバイスにはさまざまなLTCC基板が使われます。周波数が高くなるほど、また誘電正接が大きくなるほど信号の減衰が大きくなるため、効率的な5G通信を実現するためには低誘電正接の材料を用いたLTCC基板によって信号の減衰を抑制することが必要になります。
この度、日本電気硝子は、2020年に開発・製品化した3タイプのLTCC用材料(高膨張、高強度、低誘電率)の特性を飛躍的に向上させ、業界最高水準の特性を達成しました。